Fender Custom Shop 1965+1961 Stratocaster
昨日は父の日の買い物で朝から那珂市まで出向き、途中で茨城町のカミさんの実家に寄って、帰路に笠間の「UTSU工房」へ立ち寄った。
僕が楽器を見たり店主のUTSUさんとお喋りしている間に、カミさんは隣で奥様の「Nobu’s Gallary & Cafe」で紅茶を飲んでいるのだが、たまたま奥様のお友達が来ていて、早々にお暇して楽器店の方にやってきた。
そこでカミさんが一言、「あのギターいいんじゃない?」と壁にかかったギターを指さして言った。
それは、レイク・プラシッド・ブルーのFender Custom Shopのストラトキャスターだった。
さらにUTSUさんに値段を尋ねて、「欲しかったら(家計で)買ってもいいよ」という。
詳細を聞くと、Custom Shop(以下CS)の2本のストラトのボディ(1965年仕様)とネック(1961年仕様)を組み合わせたもので、ピックアップはVintage Noiselessとのこと。
(委託品で、つまりオーナーはこの逆の組み合わせのボディとネックのストラトを持っていることになる)
いちおう試奏させてもらうと、ローズ指盤ではあるが僕のFender Japan(以下FJ)のストラトよりも全然ブライトな音で、非常にストラトらしい音がする。
(特にハーフトーン時が全然違う音)
ノイズも少ないし、ネックが僕のFJ(1962年仕様)に非常に近い薄いグリップで、かなり弾きやすい。
レイク・プラシッド・ブルー(メタリック・ブルー)は好きなカラーだし、非常に気に入ってしまった。
カミさんもピンと来るものがあったらしく、「とりあえずローンの審査が通ったら、買うことにしようよ」と言ってくれた。
免許証が見つからずドタバタしたが、健康保険証で何とか審査に通って、18回ローンでお買い上げとなってしまった・・・
(「しまった」ということでもないのだが)
そういうわけで、その場でお持ち帰り↓
実は、カミさんのインスピレーションによる後押しで買ったギターはこれが3本目www
1本目はせきぢまくんの結婚式で飯田まで行った帰りにお茶の水でGibson Hummingbird(1969年製)を、2本目はたまたま寄った水戸のPenny Lane(UTSU工房の前身)でGianinniの12弦アコギを買った。
この2本はどちらも売ってしまったのだが(Hummingbirdは売りたくなかったのだが)、3本目のCSストラトを売る羽目にならないように頑張ろう・・・
昨日は疲れていたため、CS関係の情報をネットで収集しただけで、今日になってから以下の調整とメンテを行った。
指盤にネック用オイルを塗布。
ナット、ストリング・ガイド、ブリッジをボディに留めているネジ穴にNutlobeを塗布。
ブリッジはフローティング(3弦が1音上がる程度)にセット。
弦は、SITのPower Wound Light Gauge(.10〜.52)に交換。
オクターブチューニングを調整。
ピックアップ出力バランスを調整。
調整のついでにピックガードとネックを外してみたが、いくつかのサインは確認できたものの、詳細はわからなかった。
とりあえず、現時点でわかっているのは↓
・ボディは1998年製CS Master Grade 1965 Stratocaster(証明書とシリアルナンバーから)
Master Gradeシリーズは、96〜98年に山野楽器の企画で製作されたヴィンテージレプリカで、可能な限り当時の製作方法で製作されたもの。
・ネックは2001年製CS 1961 Stratocaster Relic(証明書から)
ただし、1961仕様はレギュラーラインではないそうで、何らかのオーダー品と思われる。
シリアルナンバーは「4 of 6」、6本中4本目の意味。
・ピックガードもネックと同じ1961(仕様から)
1961年仕様はセルロイド製で、白・黒・白の3層構造になっており、透ける素材のために1層目の白と2層目の黒が混ざって緑がかって見える。
(1965年仕様は塩化ビニール製で透けないため、普通に白く見える)
ネジ穴の位置が1ヶ所異なるため、そこはネジ留めされていない。
・ストリングガイドはオリジナルと思われるが、金属製のスペーサーを介してテンションを弱めてある。
・Vintage Noiselessピックアップのカバー表面の「Noiseless」のロゴはほぼ消されている。
(見た目の統一性のため?)
・サーキットは通常のマスターVolume・フロントTone・センターToneではなく、マスターVolume・マスターTone・フロント独立Volumeに改造されている。
「Turbo Blender」の商標で売られている回路と同じ仕組みで、フロント単独以外のピックアップポジションでフロントの音を任意の割合で直列でブレンドするもの。
(これにより、ハムバッカー的な太い音が得られる)
・イナーシャ・ブロック(ブリッジ下部の弦を固定するブロック)は鉄製で、アーム取り付け部の下まである幅の広いものが付いている。
これにより、重量もFJに比べて重くなっている。
(重い方がサスティンが向上する)
・コントロールノブ、セレクターノブ、アームキャップは褪色しているため、Relicの1961のものと思われる。
(ピックガードの固定ネジも、3本だけ錆びているので同様)
その他のパーツは、ネックとボディそれぞれのものと思われる。
・指盤はアフリカン・ローズウッド(当時のハカランダは希少で使えないため、似た材を使用)
・コンデンサーは、CP-Cのオイルタイプ?に交換されていると思われる。
(オリジナルはセラミックタイプ)
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前オーナーは「プレイヤー指向」の方とのことだったが、改造点からもそれは窺うことができる。
1965のネックの方が太めで好みなため、こういったコンバージョンをしたということらしい。
(僕はFender系に限らず薄めのネックの方が好みなので、ちょうどよかった)
Vintage Noiselessはスタック・ハムバッカーであり、純正シングルコイルの音とは若干異なる。
現代的なサウンドになっていることもあり、評価が分かれるピックアップだが、個人的には気に入った。
各ポジションのキャラクターがはっきりしていて使い分けがしやすいし、クリーンでも歪ませても使える音がする。
Turbo Blender回路は使ったことがなかったが、バリエーションの1つとして有用な感じだ。
レイク・プラシッド・ブルーはFenderのカスタムカラーでも人気の高い色だそうだが、個人的にはレッド・ツェッペリン末期のジミー・ペイジの印象が強い。
1965年のボディはRelicフィニッシュではないと思うが、製造から10年経過した結果、緑がかった色に褪色したということだろうか?
1961年の緑がかったピックアップと、絶妙にマッチしている。
ハードケースは「Brown Torex Case」、ポケットの中にブリッジカバー、クロス、ステッカー、説明書が入っている。
(ストラップは欠品らしい)
そして、CSの楽器には全てに証明書が添付される↓
1961年の方をよく見ると・・・
「Custon 1961 Stratocaster Relic」・・・
「Custon」?
偽物?
いや、単なる間違いでしょう・・・
(レギュラーライン製品じゃないし)
そういうわけで、このギターの愛称は「Custon」に決定しましたwww
眺めて良し、弾いて良しのCustonをお披露目する日が早く来ないかな〜
3月 31st, 2009 at 04:09
Fender Japanの再塗装と配線交換、精度の高い部品に乗せ換える
へて何年か弾き込んでいけばCSに負けない位の音になりますが。
弾き心地も改善されたいのなら、フレット、ネックの仕上げをCSと
同じ使用にしてしまえば、いいのです。
やはり、日本では再塗装を自分でやる方が少ないので、部品交換をして
もやはり音に改善が見られないと、高価な物に敵わない言う思い込み
が蔓延していまして何とも言う感じです。
3月 31st, 2009 at 16:03
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、Fender Japanでもモディファイすることで音質・弾き心地共にかなり改善されるということは、よく目にします。
実際僕の84年製ストラトも、ネックとボディ以外はほぼオリジナルではないわけですが、いかんせん資金不足で、リフレットやリフィニッシュ等はできてないのです。
(フレットはこれ以上すり合わせできないので、近いうちに交換しなければなりませんが)
ちなみに20年くらい前、フェルナンデスのストラトの塗装をサンドペーパーで剥がしてラッカーで再塗装したことがありますが、塗装作業は素人には難しいと思います。
(音質改善が見込めるレベルまでは)
木材自体の個性をどれだけ変化させられるかは正直わかりませんが、将来的にはリフィニッシュまで含めたチューンナップをしたいというのが希望です。